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07

01 — 12

07 / july

夜蝶

小林広平

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夜蝶
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PAGE 1718 / 34

真夏の匂いを吸い込んで

太陽の光を背に飛び往く鳳蝶

馬渡模様の翼を広げ

勇姿を大きく見せながら

空を見上げれば入道雲が

此方を手招きしている様で

吸い込まれそうな群青に

淡い想いを馳せながら

じっと堪えて夜を待つ

夜行性は蛾であると

貴女は意地悪そうに笑うけれど

蛾でもいい

我だからいい

夜の闇に羽ばたく私は

夏夜に輝く一番星

真夏の日差しに晒されて

他人の夢を背に飛び往く鳳蝶

赤青黄色の翼を広げ

色とりどりの希望を乗せて

周りを見渡せば向日葵が

此方に語りかけている様で

爽やかに香り立つ新緑に

若い自分を重ね映して

ただ只管に夜を待つ

夜行性は蛾であると

貴女は意地悪そうに笑うけれど

蛾でもいい

我だからいい

夜の帷にかかる不様も

夏夜に欠かせぬ風物詩

何時になっても思い返してしまう

何時までも褪せない過去の断片

夏の日の戯れ

End of poem

Afterword

余韻を読む

Author Note

今月は時間が無かったので昨年に書いた詩を提出致します。 家の入口付近を飛んでいた蝶を題材に書いた詩です。 そういった何気ない瞬間って、不思議と感情移入してしまいますよね。 「我だからいい」はお気に入りのフレーズです。 どうぞ宜しくお願い致します。

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